トキワの森エンジニアのブログ

エンジニアのためのシェアハウス企画です。Twitterから始まった人間関係でシェアハウスは成立するのか。その活動を追っていくブログです。

エンジニアシェアハウスのハウスルール|トキワの森シェアハウス

こんにちは。ブログ担当(仮)のシマリスです。

本日はハウスルールのお話についてまとめていこうと思います。

 

 共同生活ってストレスたまりますよね。

 開口一番シェアハウスのネガティブ情報ですみません。でも想像してください。使用後のトイレのフタ、開けたまま派ですか? 閉める派ですか? どちらがいいと、言えませんよね。人にはそれぞれ培ってきた「当たり前」があります。現に、シェアハウスの2割程度は人間関係でこじれてしまうそうです。

 そこで、結婚前から、そして結婚して妊娠中の今もシェアハウスで暮らす、大ベテランのご夫婦にシェアハウスの極意について聞いてきました。

 

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1、どうしてシェアハウス?

 

 色々と教えてくださったのは、株式会社Livmoの社長さん。

暮らしをもっと豊かにする」を理念に、シェアハウスその他の物件コンサルを行う不動産ベンチャーです。

 

Livmo inc. | Live is more - 暮らしを豊か -

 

 社長さんは上京後一人暮らしをすることなく、シェアハウスに住み続け、現在は奥様の友達つながりで発足したシェアハウスに男性2人、女性3人で住んでいるとのことです。

 シェアハウスのいいところは常に家に人がいること。たとえ旦那さんの帰りが遅くなっても、誰かが家にいるから怖くないと奥さんはおっしゃっていました。

 

2、シェアハウスの極意とは 

 

 シェアハウスには大前提があります。それは

「シェアハウスに入居する人は基本いいヤツ」

ということです。

基本人に気を遣えるし、コミュ力は高い。要望があれば話し合いもできる。

そういう前提でお互いを信じなきゃだめなんですね。

しかしポイントがあります。住民は一人一人「異国の人間」だということです。

 

・シェアハウス極意その1 ルールは言語化せよ

 まず、うまくいかないシェアハウスのルールを紹介します。ルールはたった一つ。「Be gentleman!(紳士たれ!)」

 なぜうまくいかないのか。それは紳士的行動の基準が人それぞれ違うので、言語化しないとすれ違いがおきてしまうのです。例えばリビングに私物を置くのはアリなのか。リビングに人を呼んで楽しく過ごすのはナシなのか。散らかっているの感覚自体人それぞれ違います。そこで明確な基準を設けてあげることが必要になるんですね。

 

・シェアハウス極意その2 個人攻撃は避けろ

 先ほど挙げた「リビングに私物を置くな」問題。これ、直接本人に言っては角がたちます。そこで、月1必ずMTGを開いてそこの議題に挙げましょう。その際も「〇〇がリビングに物を置く」ではなく「最近リビングに私物が多いので、××という問題が起きている」というように、全員に当てはまるような議題にしましょう。個人攻撃をするのではなく、なぜ困るのか、全員で本質を追求するという会議を目指します。

 ただたんに禁止事項を増やすのではなく、どうすればお互い住みやすい家になるのか、すり合わせとコミュニケーションが不可欠ということですね。結論を出す時も多数決はご法度です。ご夫婦のシェアハウスメンバーはもともと友人で気心も知れていることもあり、うまくいっているとのことでした。

 

シェアハウス極意その3 それでも予測できないことはある

 ルール作りがうまくいっても、イレギュラーはつきものです。過去の事件として次のような事例があります。

 

・リビングでパーティを開いたら、キッチンの排水溝で吐かれて修理費が発生した

・毎週友達を呼ぶ人がいて、月曜の朝は大抵リビングに酔っ払いがいた

・リビングでハローウィンの衣装作りをされて、端切れの掃除が大変だった

・昆虫食を好む人がいて、部屋の中に虫が湧いた(強制退去してもらった)

 

シェアハウスの住民は「異国の人」同士なので、価値観は人それぞれですよね。

話を聞いていて思ったのですが、起きることを予防するより事件が起きたらそれを楽しむくらいの心の余裕を持つべきなのかも。

 

・シェアハウス極意その4 とにかくコミュニケーション

 効率って大事ですよね。エンジニアの三大美徳に「怠惰であれ」があります。いかに面倒なことを機械にやってもらうか。エンジニアは日々そういうことを考えるわけです。なのでコミュニケーションもついうっかり、そうなってしまうと大変です。

 月1のMTGはめんどうなのでslackで済ませよう。一緒にご飯食べるなんて時間の無駄じゃない? 確かにそうなのですが、効率を究極まで追い求めると、シェアハウスをやっている意味がなくなってしまいます。コミュニケーションを惜しむ手間だけは省いてはならない。それが一番の極意ですね。

 

3、トキワの森のハウスルール

 

 それでは、トキワの森ではどんなハウスルールにするのか。理念をブラッシュアップする必要があります。色々考えましたが、シンプルです。

「リビングに行ったら、誰かが勉強していて、自分も横で何かする」

っていう文化さえ作れれば、あとはなんでもよいのです。極論を言ってしまうと、エンジニアリングの勉強をしなくとも、料理を楽しんだり、デザインの勉強していたり、ボドゲ会を企画してくれたり。なんでもよいのです。

 実は既存のエンジニアシェアハウスの企画は他にもあります。

「エンジニア シェアハウス」でググるとすでに他の人が運営しているシェアハウスが出てくるんですね。明確にしていないと競合で潰されるかも知れません。

 まあ、入居者たちと住みながら少しずつ文化を作っていければなーと思います。(´ω`)

 

今現在の具体的な要件は次の通りです。

 

・イベント企画

 週1回、毎週土曜日にリビングを開放してもくもく会を行います。

 夕食代を払って一緒に夕食を食べましょう。宿泊もあり。

 誰かが企画するならば、勉強会やハッカソン、LT会、ボドゲ会、BBQになります。

 強制ではないが、各住人は積極的に参加すること。

 

・家事ルール

 A、洗い物と洗濯は各自でやりましょう。

 B、買い物と料理は要検討です。できれば夕食は一緒に食べたいですが、

   ほぼ全員社会人なので、どうするかは要検討。

 C、共有部(リビング、キッチン、トイレ、風呂)の掃除は週1回業者が入ります。

   しかし汚したと思ったら積極的に掃除すること。

 D、備品は基本的に会社の負担です。

   トイレットペーパー、 ティッシュ、コロコロ、食器、鍋、ゴミ袋。

   大体の備品は言えば補充されます。

   衣服用洗剤は個人負担なので、もっと明確にすることが必要ですね。

   ちなみに、ホワイトボードやスクリーン、タコ足コンセントなど、

   エンジニアシェアハウスに必要な備品も買ってもらえるそうです。太っ腹〜〜。

 E、個人の部屋にはオーナー負担で鍵がつきます。

   友人の外泊は2泊までならご自由に。1週間以上となると知らない人が

   リビングをうろつくことになって怖いので、承認制としましょう。

   22時以降は騒がないでください。異性の友人の外泊は要検討です。

 F、入居や退去の条件は要検討。

 

 こんなところでしょうか。まだまだ会議を経てブラッシュアップが必要ですね。決めすぎると窮屈になってしまうのでほどほどに。

 

 最後に料金についてです。

 一月の家賃は80000~85000円

 光熱費、備品、ネット代込みでこの料金です。

 ドミトリーで住むならば、これに一人分の光熱費15000円が追加され、二人で95000円の負担となります。

 初期費用は大体ですが最大で210,000円前後となります。内訳は次の通りです。

 ・初月の家賃(日割りなので、初月が1日しかなかったら80,000円/30になります)

 ・デポジット32,400円

 ・保証会社10,800円

 ・少額短期保険12,000円

 ・仲介手数料80,000円

 *ドミトリーの場合の初期費用はまた変わってくるのでお問い合わせください。

 

4、まとめと住民募集

 

 というわけで、トキワの森は第二期住民募集を始めます。

 性別は問わないのですが、できれば女性を優遇したいです(・・;)

 興味があるという人は公式アカウント(@tokiwaengineer)やシマリス(@logsupport_mark)までDMをお送りください。

 今週9/22(土)にもくもく会兼会議を開催するので遊びに来てね。

 

 それでは🎶