トキワの森物件探し奮闘記〜前編〜|トキワの森シェアハウス
こんにちは。ブログ担当(仮)になりましたシマリスです。
トキワの森プロジェクトが成立するまでに何があったのか、実録していくお仕事をもらいました。読んでくれる皆様に楽しんでもらえるように、がんばって書いていきます。
まずは物件探しの奮闘記です。
シェアハウスをするために集ったIT関係者10数人。
果たしてシェアハウス物件を見つけることはできるのか。
今回は前編後編と分けて、物件候補が見つかるまでをまとめていきます。
それではスタート!
1、既存のシェアハウス情報収集
さあ、10人くらい人集まったし、住もうか。というわけにはいかない。
誰かが持ち家を持っているわけではないので、大家さんを探す必要があります。まずは既存のシェアハウスの情報収集です。
A、既存のシェアハウス
月4〜5万が相場。家具も全て揃っているので初めての東京暮らしに優しい。
ただドミトリータイプが多く、個室は少なめ。
10人で一挙に押しかけてシェアハウスを占領するのは事実上無理っぽ。
B、ソーシャルアパートメント
シェアハウスの高級版。風呂トイレ含め個室あり。キッチンやリビングなどは共有。ここで隣人とコミュニケーションを取れる。家賃が高く設定されており、入居する人の民度は高め。
その分相場は10万前後と高め。立地的に7万前後もあるが、人気すぎて入居する隙間がない。さらに無理っぽ。
C、ギークハウス
エンジニアというか、様々な人間が集まる格安ハウス。月1万とかで入居可。
入居者のステータスはサラリーマンからニート、女子大生まで圧倒的多様性を誇るが、個室がなく雑魚寝状態はちょっとレベル高め。ちょっと厳しい。
ほい。既存のシェアハウスは厳しい。
ならば一軒家やファミリーが入る6LDKのマンションとかだったらいける??
ってことで早速渋谷の不動産会社へ相談に行ってきました。
2、普通に不動産会社を通して一軒家を借りる
結論から。ボコボコにされてきました。
理由その1、身分
シェアハウスだと大家さんが入居者と1対1で契約するため、誰か抜けても他の入居者の家賃まで払う義務はありません。
が、一軒家やファミリーマンションだと、誰か代表者一人が大家さんと契約するのが基本です。当然メンツが一人欠けた場合、その分の家賃は他の入居者の家賃に上乗せされます。そのため保険の意味でも、代表者は入居者全員分の家賃を払える年収が求められます。そんな社長クラスの人いる?
はい。代表のシマリスはこの時点でアルバイトの身分でした。失笑ですね。ふふっ。
理由その2、シェアハウスのメンバーの関係性
シェアハウスって人間関係が最大のネックですよね。何がきっかけでこじれるかわからない。こじれて出て行かれたら大家さん的には収入が激減するわけですね。
なので、普通の大家さんはシェアハウスを嫌います。恋人と同棲する時だって婚約してますレベルの関係性が求められるわけです。
Twitterでフォローしあってますよ?(つまりこれからふかーい関係を略)
はい。お話になりませんね。ふふ。
理由その3、家賃と初期費用
上記2点をクリアしたとしてもですね。そんな怪しい集団は信用が低いということで、必ず保証会社を通します。つまり初期費用が膨れ上がります。初期費用は家賃の半年分を覚悟しましょう。
はい。むりー。くらくらばたんきゅう。あきらめましょう。
これは無理ゲーですね。困難レベル高すぎて映画化できそうですね。
映画化したらシマリス役は山田孝之に演じて欲しいです。理由はシマリスが山田孝之と福山雅治と玉木宏くらいしか俳優名を見ずに書けないからです。
まあ、それは置いといて、他の対処案を考えなければいけません。
3、じゃあ直接大家さんを見つければよくね?
普通に不動産会社を通すから、リスクをとらない杓子定規な大家さんしか見つからないわけですね。じゃあもう、仲介なしで直接野生の大家さんを見つけるしかないですね。幸いインターネットが発達しているし、個人と個人が線でつながる時代ですよ。
ということで、魅力的なコンセプトを作って大家さんに投資してもらう方向性でいきますか!
キングダムのあの名言に学ぶ時ですね。これはもう中華統一する気持ちになって大家さんを魅了する理念を考えねば。
はい。いきなり絵が暑苦しいですね。すみません。でも好きな漫画なのですよー。
理想はどんな形なのか。どこを目指すのか。理念を形にするって大事なんだなーと教えてくれるのです。
4、てことで理念を決めよう
うーん。なんとなくみんなで穏やかな日々を暮らしつつ、勉強する毎日になればいいなあって考えていたけれど、もうちょっとコンセプトを精選させねば。
何をやりたいのかな。どんな家にしたいのかな。
それを材料に運営者で集まり、ブレストしました。
それを形にしたものが以下になります。
「コワーキング・スペース」
勉強熱心、クリエイティブ、夢。三拍子そろったIT関係者って昔の漫画家みたいだなあって思います。まずはみんなで勉強や作業をするスペースを作ります。
これって社会的背景を考えても需要は十分ありそうです。
近年フリーランスという選択肢が生まれ、会社に縛られない働き方が急増しました。
だけど、コミュニティは欲しい。家族、職場、趣味コミュニティ。なんでもいいけれど繋がりが欲しい。じゃあいっそのこと、家を作った方が早いのでは??
平日はつねにもくもく会、休日にはゲストを呼んで各々の技術を高めたり、他業種×ITの可能性を考えたり。連休を使って開発合宿を企画しても楽しいかも。
そんな家にしたいです。
*もくもく会とは、IT関係者が休日に集まり、各々の作業や新しい技術の勉強を持ち寄って、各自もくもくとやる作業会のことです。IT業界の文化の一つです。
「そのために必要なこと」
じゃあそのために譲れない施設やルールはなんでしょうか。
A、広いリビング
一気に10人以上の人を収容できる広いリビングスペース。もちろん電源とWi-Fi完備。シェアハウス経験者曰く、普通のシェアハウスはリビングに人が集まることを想定していないため、小さめとのこと。
B、外部のゲストを入れられる運営権
外部の人を家に入れるのだから、普通のシェアハウスだと他の住民さんに迷惑がかかります。普通の大家さんは難色を示すことも多い。側から見ると怪しげだしうるさくなりそうだし、まあ、当たり前ですね。
他にも家賃の高さ、立地、入居時期、個室、その他共有本棚や猫を飼いたいなど色々出ました。しかし核はこの2つ。この条件に絞って、候補物件を探していこうということになりました。
そして社会人の人海戦術で、候補物件は見つかりました。
さて、どんな物件が見つかったのか、後編に書いていきます。
後編はこちら。
tokiwa-engineer.hatenablog.com